【イベントレポート】「六人の嘘つきな大学生」浜辺美波が共演者の目力に注目、赤楚衛二は佐野勇斗にキュン
映画「六人の嘘つきな大学生」の完成披露舞台挨拶が本日10月21日に東京・東京国際フォーラムで行われ、キャストの浜辺美波、赤楚衛二、佐野勇斗、山下美月、倉悠貴、西垣匠、監督の佐藤祐市が登壇した。 【画像】倉悠貴にちょっかいをかけようとする佐藤祐市を止める佐野勇斗 浅倉秋成の同名小説を実写化した本作は、エンタメ企業の新卒採用で交流を深めた6人の就活生を描く青春ミステリー。6人は全員で内定を得ようと最終選考に臨むが、謎の告発文をきっかけにそれぞれの嘘と罪が暴かれることになる。浜辺が嶌衣織(しまいおり)、赤楚が波多野祥吾、佐野が九賀蒼太、山下が矢代つばさ、倉が森久保公彦、西垣が袴田亮を演じた。 まず佐藤は「背景が変わらない密室劇なので、どうやってお芝居をやろうかと何日間かリハーサルをしながらコミュニケーションを取りました」「原作自体が面白い作品なので、お芝居をしっかりがんばれば大丈夫だと」と振り返る。浜辺はクランクイン前を回想して「本読みをしてリハーサルもやりますとなったときのことです。『皆さんどのくらい頭に脚本が入ってますか?』と聞いて、心配だねとみんなで話し合っていたのですが、いざリハーサルが始まったら皆さんはちゃんと頭に入れていて、台本を手に持っていなかったんです(笑)」と明かす。佐藤から「美波ちゃんだけまんまと、だね」と笑いながら返されると、浜辺は「(この作品は)すでに始まっていたのか!とだまされた瞬間を忘れられないです」と冗談めかしてコメント。その後それぞれが弁明をし、会場には笑いが起こった。 撮影時のエピソードを聞かれた赤楚は「暑い日に佐野きゅんがよくアイスの差し入れをしてくださって。佐野きゅんだけに、キュンとしましたね」とにっこり。佐野は「みんなで撮影所から花火を見ました。気付いたら5人がごはんを食べながら花火を見ていて、僕だけ終わり際に行ったんですが……」といじけた様子を見せると、山下と浜辺は「あのとき佐野さん、休憩に入ったらすぐに楽屋へ行っちゃったから!」「まだグループ連絡網もできていなかったし」と笑いながらフォローを入れる。また山下は続けて「会議室のシーンでは朝から晩まで撮影があったので、楽屋では6人一緒。いろいろお話しできて仲良くなれました」と述べた。倉は「1人ひとりの見せ場のシーンがあってそういうときは真剣でしたが、普段は和やかでしたね」と言い、西垣は「仲良くなりすぎて真面目なシーンで面白くなってしまったことも。1人がツボに入ると、それが伝染してしまうことがありました」と楽しげに話す。 「本作の一押しポイントは?」という質問には、浜辺が「皆さんの、血管が切れるんじゃないかというぐらいの強い目力。こんな目は向けられたくないというような瞬間があるのでそれを見ていただきたいです」と、赤楚が「6人それぞれいろんな過去を持っているので共感しやすいですし、いろんなキャラクター目線で観てみてほしいです」と答えた。また佐野が「最終面接の前にみんなで集まるシーンは、監督の無茶ぶりでアドリブを入れています。匠ちゃんがすごくがんばっていました」と言うと、西垣は「監督から、面白いことやってよ!って言われて……」と苦笑いする場面も。 山下は「ファミレスでそれぞれ自己紹介をするシーンがあるんですが、それがちょうどクランクインの撮影で。まだ皆さんときちんとしゃべったこともないような状態だったので、リアルな感じが伝わると思います。あとは最終面接の会議室のシーンとの顔付きの違いにも注目してみてください」と語る。倉は「水がすごく掛かるダイナミックなシーンがあるんですが、現場で西垣くんと相談して生まれたものです」、西垣は「最終面接前に6人で飲み会をするシーンはワーワー騒いでザ・大学生の飲み会という感じがして。そのシーンには共感してもらえるのでは」と伝えた。 最後に浜辺は「ミステリーというジャンルの難しさ、原作が面白いからこその難しさがありながら、監督やスタッフ、キャストの皆さんに導いていただきながら作りました。6人がつく嘘を楽しんでドキドキしてください」と挨拶してイベントを締めた。 矢島弘一が脚本を手がけた「六人の嘘つきな大学生」は、11月22日より全国でロードショー。 (c)2024「六人の嘘つきな大学生」製作委員会