鈴木知事（中段右から4人目）と記念撮影し、甲子園での勝利を誓う別海高野球部のメンバー

　「まず1勝を目標に、別海高校らしい野球で町民や道民に勇気を届けられるよう頑張ってきます」―。3月18日からの第96回選抜高校野球大会に21世紀枠として出場する別海高校野球部の中道航太郎主将（2年）らメンバーが26日、一般選考として参戦する北海高校野球部ナインと共に道庁を訪れ、鈴木直道知事に決意を語った。 　鈴木知事は、織井恒校長の出場報告と中道主将らの決意表明を受けて、「出場本当におめでとう。選手の皆さんを支えてこられた全ての方に心からお祝いを申し上げたい」とあいさつ。農業用ビニールハウスを活用して練習に励むなど、地域と一体となり積み重ねてきた努力が評価されて初出場につながったことを評価。「母校に新たな歴史を刻む戦いを祈念しています。頑張って」と述べ「皆さんは北海道の代表。臆することなく堂々と戦い、はつらつとして、多くの皆さんに勇気と感動を与えるプレーを期待します」とエールを送った。 　別海高のメンバーは鈴木知事から記念の硬式野球ボールを受け取り、記念撮影して甲子園での1勝をと気勢を上げた。チームは鹿児島での合宿を終えて北海道に戻ったばかり。中道主将は「知事からのエールを受け、必ず1勝するぞとの思いが強まった。雪の上でできなかった練習が鹿児島でできた。チームワークをさらに深め、甲子園につなげたい」と話した。