Bリーグがインドネシアで積極活動、『クラブ職員向けワークショップ』と『こども向けクリニック』を開催
IBLクラブオーナー「マネタイズするためのサイクルなども学びになりました」
Bリーグは2023年12月5日にインドネシアバスケットボールリーグ(IBL)とパートナーシップを締結。そして、第一弾の取り組みとして、『B.LEAGUE Management Base Asia with IBL』と『B.LEAGUE Hope Asia Jr. Clinic Jakarta with IBL』を開催した。 『B.LEAGUE Management Base Asia with IBL』はリーグモデル海外輸出の第一歩としてBリーグが持っているナレッジをIBLのオーナー・スタッフへ共有することを目的に開催。ワークショップはクラブオーナー向けのセッションとクラブマネージャー向けのセッションの二本立てで実施され、クラブオーナーに向けては、『クラブの健全な運営のためにどのようなサイクルでファンベースを拡大し、収益に繋げるか』を共有。クラブマネージャー向けには、『Bリーグのクラブが集客のために行っている取り組み』などを共有した。また、BリーグのサポーティングカンパニーであるEY Japanが日本国内のスポーツビジネスモデルや、収益拡大に向けた取り組みの重要性を説明。ワークショップには全14クラブ総勢42名のIBL関係者が参加した。 『B.LEAGUEHopeAsiaJr.ClinicJakartawithIBL』はバスケットボールをプレーするこどもだけでなく、周りのコーチ・保護者にも理解を広げるアプローチをしていきたいということでコーチ、キッズ、保護者と3種類のクリニックを実施した。 コーチクリニックでは、勝つことがすべてではなく、バスケットボールを好きになってもらうこと、グラスルーツを育てることがいかに重要かというメンタル的な側面に加え、トランジションオフェンスの組み立て方や考え方などのコート上での技術を説明。キッズクリニックではドリブル、フィニッシュ、ディフェンスなどの基礎練習を行った後に、チーム対抗戦でシュートゲームを実施した。また、保護者クリニックではこどもたちに対する試合前、試合中、試合後での適切な声の掛け方や、日々の練習へのサポート方法などを説明した。 セッションに参加したIBLクラブオーナーは「ワークショップに参加して、バスケットボールのクラブ運営によって着実に利益が出せることを理解できました。ファンの獲得の重要性や、マネタイズするためのサイクルなども学びになりました」とコメントしている。 また、2022-23シーズンにベルテックス静岡に在籍したアブラハム・ダマー・グラヒタは「自分がこのくらいの年の頃を思い出しました。参加してくれたこどもたちは、昔の自分よりもスキルもあって上手でした。今の時代はSNSを活用して、スキルなどを学べるので、上手くなってプロの選手になってほしいと思います」と、激励のコメントを送っている。
バスケット・カウント編集部