岐洲匠“佐原”のことで一喜一憂する八村倫太郎“土岐”がかわいい<佐原先生と土岐くん>
岐洲匠と八村倫太郎(WATWING)がW主演を務めるドラマシャワー「佐原先生と土岐くん」(毎週木曜深夜1:29-1:59ほか、MBSほか)の第1話が11月30日に放送された。土岐(八村)は佐原(岐洲)に勉強を教えてもらえると喜ぶが、実際は3年生の藤堂(松本大輝)に教えてもらうことになり、一喜一憂する土岐がかわいらしかった。(以下、ネタバレを含みます) 【写真】八村倫太郎“土岐”の額の傷の手当てをする岐洲匠“佐原” ■体育教師×ヤンキーのピュアで真っすぐな恋愛模様 同作は、鳥谷コウの同名BLコミックが原作の、体育教師とピュアなヤンキーによる“もどかしすぎる”ラブコメディー。けんかっ早いヤンキーの土岐(八村)は、見かけによらずピュア男子。ロクに授業にも出ずけんかと説教を繰り返していたある日、唯一自分と向き合ってくれた担任の爽やかイケメン体育教師・佐原(岐洲)に恋してしまう。ヤンキーな土岐が学校に通う理由は「佐原に会いたい!」ただそれだけ。「佐原を知りたい!!」「気を引きたい!!」ピュアすぎる土岐と佐原の不器用でいちずな恋が始まる。 ヤンキーのピュア男子が一目ぼれするほどの爽やかイケメンな清笠高校の体育教師・佐原一狼(さはらいちろう)役に岐洲、佐原にいちずに思いを寄せるピュアなヤンキー・土岐奏(ときかなで)役に八村が抜てき。 土岐のクラスメートで初めての友だち・利瀬竜尚(りせたつまさ)役を曽野舜太(M!LK)、佐原と仲のいい高校3年生で、バスケ部エースの眉目秀麗な藤堂慎治(とうどうしんじ)役を松本大輝、慎治の弟・藤堂拓也(とうどうたくや)役を百瀬拓実、佐原の高校生時代の水泳部の後輩にして、のちに清笠高校に新任教師として赴任してくる猫戸湊(ねことみなと)役を堀海登が演じる。 また、オープニング主題歌は、八村が所属するダンス&ボーカルグループ・WATWINGが歌う「I don’t care」。作詞を八村、作曲を八村・UTAが手掛けている。また、アツキタケトモが歌うエンディング主題歌「#それな」は、佐原のことを知りたくてたまらない土岐のもどかしい気持ちを代弁するような楽曲に仕上がっている。 ■佐原の気を引くために土岐は一念発起する 土岐は問題ばかり起こすヤンキー高校生。ある日、他のヤンキーたちとのけんかが原因で、教頭先生らから厳しく叱責を受けていた。そこへ突然、体育教師の佐原が現れ、事態の仲裁に入る。なぜ自分をかばってくれたのか佐原に尋ねると、佐原は「けんかは駄目だけど、理由も聞かずに怒るのもなって思っただけ」と答え、土岐の傷の手当てをする。その日から土岐は佐原に会いたい一心で、休みがちだった学校に再び通うことを決意する。 佐原のことをもっと知りたい、気を引きたいと思う土岐は勉強を頑張ることに。中間テストが迫り、30点以下は補修を受けなくてはいけないと発表される。土岐は佐原に勉強を教えてやろうかと言われ、自習室に来るように言われる。 ■土岐「好きなもんは好き、それの何がいけねぇんだ」 放課後に2人っきりで勉強を教えてもらえると思った土岐は佐原にあんなことやこんなことをしてもらいながら勉強を教えてもらうことを妄想して期待する。 喜び勇んで自習室へとやってきた土岐を待ち受けていたのは佐原だけではなく、3年の藤堂もいた。藤堂の佐原をよく知り親しげな様子に土岐はショックを受けるが、藤堂に勉強を教えてもらうことになる。 土岐が藤堂に嫉妬して絡むと、藤堂は笑って佐原のことが好きなんだなと言う。すると土岐は「それがなんだ。好きなもんは好き、それの何がいけねぇんだ」ときっぱりと言い切るのだった。 喜んだり、から回ったり、落ち込んだり、佐原のことで一喜一憂する土岐がかわいらしく、佐原への気持ちを堂々と口にする姿は頼もしさすらあった。 ◆構成・文=牧島史佳