EXILE TAKAHIRO、“フルスロットル”で駆け抜けた2度目の単独ツアー 武道館ライブ2daysの発表も
TAKAHIRO「EXILEの楽曲をこの時代で輝かせて歌い繋げていくことが僕の使命」
バラードナンバー「ウソナキ」を感情たっぷりに歌い上げると、再びEXILEの楽曲を披露するパートへ。「STAY」「Change My Mind」に続いたのは、グループ・ソロ両方でライブ初披露となる「空から落ちてくるJAZZ」だ。歌い終えたTAKAHIROは、「皆さんにようやくお届けできて嬉しく思います!」「EXILEって(ライブで)届けられていない曲たくさんあるんですよ」と話す。もともとEXILEが好きで、オーディションを受けて加入した彼は、「皆さんと一番共感というか……EXILEに対する想いが通じる部分が、僕が(メンバーの中では)一番あるんじゃないかと思っていて」と、今もどこかファンとしての想いも持ちながらEXILEを見ている部分があるという。そして、「どんな形でも、EXILEの楽曲をこの時代で輝かせて、歌い繋げていくことが僕の使命だと勝手に感じています」と、なかなかライブで披露できていないEXILEの楽曲も自身のステージで届けていきたいと語った。 ツアーが始まる直前、4月10日にリリースされたアルバムの表題曲「WILD & FREE」を披露すると、いよいよライブは残り1曲に。「どうぞこの曲で、最高の笑顔で一旦終わりましょう!」と届けられたのは、EXILEの名曲「Rising Sun」。「みんなで!」というTAKAHIROの呼びかけに応えるように、客席からはシンガロングが響きわたった。 “TAKAHIRO”コールが沸く中、スクリーンに映し出されたのは『EXILE TAKAHIRO 武道館 LIVE 2024 “GLORY”』の文字。昨年は1日のみ行われた武道館でのライブだが、今年は9月21日、9月22日の2日間にわたって開催されることが発表された。大きな歓声が上がる中、ステージに戻ったTAKAHIROは「BLACK BEANZ」を披露。歌唱後は「日本武道館、決まりました!」「最高の二夜にしますので、足を運んでいただけたらと思います!」と喜びを露わにした。 本ツアーでは事前にファンクラブで歌ってほしい曲を募っており、アンコール2曲目は公演ごとにリクエストの多かった曲が届けられた。各地で異なる曲をカバーさせてもらい、その曲の魅力をあらためて感じたと話すTAKAHIRO。続けてピアノのイントロが流れた瞬間、歓声が上がった。東京公演で選ばれたのは、EXILEが2008年にリリースした「Pure」。優しい雰囲気に包まれながら、TAKAHIROはファンの一人ひとりに届けるように、真っ直ぐな歌声を響かせる。 「笑顔で終わりましょう!」と、ラストには「Unconditional」を披露。客席では大きく手が揺れ、その様子を見ながら自身も満面の笑みを浮かべる。「本当にありがとうございました! 最高でした!」「日本武道館、皆さん全員来てください!」と次回への気合いを見せつつ、ライブを締め括った。 自身初となるライブハウスメインのツアーを完走し、ファンとの距離をさらに縮めたTAKAHIRO。武道館ライブの2日目である9月22日は、18年前、彼がEXILEに加入した日でもある。思い出の地、記念すべき日に送られるライブは、きっとより一層特別なものになるはずだ。ソロデビュー10周年を経て、彼はこの先もフルスロットルで駆け抜けていく。
かなざわまゆ
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