女子プロレス「新団体」マリーゴールド5・20後楽園旗揚げ…ジュリア、林下詩美ら7選手が所属…会見でジュリア「私は今、生きています」
女子プロレス団体「スターダム」創始者で今年2月にエグゼクティブプロデューサーを務めていた同団体から契約解除されたロッシー小川氏(66)が15日、都内のホテルで記者会見し新団体「DREAM STAR FIGHTING MARIGOLD」を旗揚げすることを発表した。 運営会社は「株式会社マリーゴールド」で小川氏が代表取締役に就任。所属選手は3月いっぱいで「スターダム」を退団したジュリア、林下詩美、桜井麻衣(旧名・桜井まい)、MIRAI、ビクトリア弓月(旧リングネーム・弓月)の5選手に高橋奈七永、石川奈青の7選手で5月20日に後楽園ホールで旗揚げ戦を行われる。会見に先立ち配られたプレスリリースにはマリーゴールドは「日本だけでなく世界の女子プロレスの進化における次のステップです」などの新団体旗揚げへの思いがつづられていた。 会見で小川氏は新団体を自らのプロレス人生の集大成を掲げ「来年は昭和100年なんです。令和に初めてできた団体なんですが、昭和的エッセンスを入れていきたい。昭和は終わりません」と決意表明した。 ジュリアは「マリーゴールドのジュリアです」とあいさつし「人生何が起こるかわかりません。わからないこそ駆け抜ける意味があると思います。安定は楽しいけどぶっ壊すのはもっと楽しい。仲良くなるのもうれしいけど仲が悪くなるのだって面白い。それが生きるということだと思います。私は今、間違いなく生きています」と宣言した。 林下は「これから起きることこれからの私がすべて楽しみです」と意気込んだ。 会見には「アクトレスガールズ」の風香プロデューサーが青野未来、澄川菜摘ら6名を連れて登場。小川氏へ参戦を直訴した。小川氏は「来るモノは拒まずです」と受け入れることを表明した。 全日本女子プロレスで広報部長を務め、1997年には「アルシオン」を旗揚げするなど女子プロレス界でプロデューサーとして活躍した小川氏は2011年1月に「スターダム」を旗揚げした。 創始者として多数の人気選手を輩出しプロレス界で男女を通じて屈指の人気団体に育て上げ19年10月に新日本プロレスの親会社でもあるカードゲーム大手「ブシロード」へ事業譲渡しエグゼクティブプロデューサーに就任していた。 しかし、2月4日付で同団体から契約解除。同団体は解除理由を公式ホームページで「同氏による多数のスターダム所属選手・スタッフに対する引抜き行為があったことを覚知し、本契約を解除するはこびとなりましたので、ご報告いたします」と説明していた。 新団体旗揚げ会見はDDT、プロレスリング・ノアなどを運営するIT大手「サイバーエージェント」傘下「サイバーファイト」が運営する動画配信サイト「WRESTLE UNIVERSE」のYouTubeチャンネルで生中継された。
報知新聞社