大分・由布の食中毒、458人に 湧水がノロウイルスに汚染か
大分県は16日、由布市の「旅館黒嶽荘」が運営する飲食店で今月発生し、客の一部からノロウイルスが検出された集団食中毒について、嘔吐などの症状を訴えた人が計458人に上ったと発表した。重症者はおらず、いずれも既に快方に向かっている。食事はせず、提供された湧水を飲用した客からもウイルスが検出され、県は湧水が汚染されていた可能性があるとみて調べている。 県によると、黒嶽荘の近くから湧き出ている水をポンプでくみ上げ、調理や持ち帰り用の水として利用しているという。 458人のうち年齢が確認できたのは325人で、1~78歳の男女だった。少なくとも18の都府県から訪れていた。