「残りのレースはレッドブルに留まる」ペレス、解雇や引退説も流れる中、今季中はシート確保か ローソンの“評価”のためと現地識者が指摘
終盤を迎えているF1の2024年シーズンは、コース外の話題でも、各チームの来季へ向けた具体的な動きが伝えられている。 【動画】ピアストリが1コーナーで攻めた!鮮烈なオーバーテイクでルクレールを捉えたシーン ここまで、レッドブルで低調なパフォーマンスが続いているセルジオ・ペレスの去就について欧州メディアが現在も関心を寄せており、英モータースポーツサイト『F1 Oversteer』が現地時間10月15日、特集記事としてメキシコ人ドライバーを扱っている。 すでに来季以降での契約延長が発表されているものの、一方ではチームからの解雇や引退の噂も根強く流れ注目を集めているペレス。だが、同メディアは「今シーズン中でチームを追われる可能性は低い」と伝えている。 トピックでは、「レッドブルは2025年のドライバーラインアップに不確定な要素を抱えており、今年は一歩後退した印象がある。マックス・フェルスタッペンが優勝争いに絡むことができるマシンを持っているにもかかわらず、セルジオ・ペレスは今シーズン特に苦しんでおり、一度も勝利を収めていない。多くのグランプリで非常に苦戦を強いられている」として、今季の不振を強調。 同メディアは、「ペレスの成績が振るわない状況にもかかわらず、彼が少なくとも今シーズンの残りのレースはレッドブルに留まる可能性が高いとされている。母国メキシコGPが彼の最後のレースになるという噂が流れているにも関わらずだ」と指摘する。 その上で、英ジャーナリストのスコット・ミッチェル=マルム氏による、「ペレスは残りのシーズン、あのマシンに乗ることになると思う。レッドブルは来年のペレスの後任として、リアム・ローソンをRBで6レースにわたって彼を評価することになるだろう」と語ったコメントを掲載。今週開幕するアメリカGPからRBで走るローソンが、来季のレッドブルのドライバーとして相応しいかを見極めるため、ペレスは残り6レース、チームに残るものと伝えている。 トピックの内容の通り、ペレスが今季最後までステアリングを握るのか。そして、ローソンがベテランの“後釜”となる実力をみせるのか。ここから迎えるシーズンの最終盤、新旧のドライバーの動向が、大きな注目を集めることになりそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]