金村義明氏

　元プロ野球選手の金村義明氏（61）が7日放送のTOKYO　FM「SPORTS　BEAT　supported　by　TOYOTA」（土曜前10・00）にゲスト出演。マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏（50）について語った。 【写真】近鉄時代の金村義明氏 　金村氏は兵庫・報徳学園で3年の夏に全国制覇を果たし、1981年ドラフトで近鉄に入団。内野手に転向し、“いてまえ打線”の中軸として活躍。中日、西武を経て99年に現役を引退した。 　番組内で06年3月に開催された第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の話題になると、金村氏は「あのときは僕もたっぷり取材に行かせていただいて。イチローのバッティングピッチャーもさせていただいて。30分投げて、命がけで勝負しましたよ」と振り返る。 　パーソナリティーの俳優・藤木直人が「イチローさんは凄かったですか？」と聞くと金村氏は「懸ける思いが凄かったです。忘れもしませんね、キャンプ回りで“WBCに選ばれて楽しみたいって言うやつがメンバーにいたら僕は辞退します”っていうくらい気合が入っていた。絶対、“メジャーリーガーに日本の野球は負けない”と彼は自負しながら言っていた」とイチロー氏の発言を回想。 　しかし「キャンプでロッテに行くと、里崎（智也）やら西岡（剛）が、みんな“楽しみたい”って言うんですよ」といい、「これはイチローに伝えたらヤバいなと思いながら。でも（インタビュースペースに）来る人間みんな“楽しみたい”とか“ジーターにサインもらおう”って言ってて…」当時は冷や汗をかいていたことを笑いながら語った。