日本、世界1位のポーランドに0―3で完敗 五輪メダル争いの強敵に力負け…バレーボールNL福岡大会
◆バレーボール ▽ネーションズリーグ男子福岡大会 ポーランド 3(25―17、25―15、25―20)0 日本(7日、北九州市西日本総合展示場) ホームでの1次リーグ第2週で、パリ五輪の出場権を既に持つ日本は昨年大会覇者のポーランドに0―3で黒星。第1週のブラジル大会から、通算2敗目(5勝)を喫した。 過去の対戦で11連敗中の強敵に対し、日本は大幅にメンバーを入れ替えて臨んだ。第1セット、石川祐希主将や高橋藍らの主軸を温存し、甲斐優斗、宮浦健人、富田将馬、山内晶大、エバデダン・ラリー、セッターはベテラン・深津旭弘が先発。リベロは小川智大が入った。相手も大エースのウィルフレド・レオンが登録外で互いに出場権を持つパリ五輪本番へ手の内を見せない状況となった。 日本は第1S、中盤までポーランドに食らいつくが、終盤に離されて17―25で落とす展開。第2Sもポーランドの高さに攻守で苦しみ、連続得点できず15―25で落とした。第3Sは5―6から5連続失点など、チーム最多得点の宮浦ら見せ場を作ったものの、20―25で落とし、世界1位の相手にストレート負けとなった。 パリ五輪切符を懸けた最後の戦いだが、既に権利を持つ日本は、本番前最後の今大会を“前哨戦”と位置づける。パリ五輪で1972年ミュンヘン大会以来、52年ぶりのメダルに向け、1次リーグ後の世界ランクで決まる五輪のシードも意識し、上位国との対戦が少ない「ランク5位以内」が目標にしている。ランク下位国にはポイントを大きく失うため、負けられない戦いが続く。次戦は8日に難敵・スロベニアと対戦する。 ◇福岡大会の日本の日程※開始時間はいずれも午後7時20分 ▽4日 3―0イラン ▽5日 3―2ドイツ ▽7日 0―3ポーランド ▽8日 スロベニア
報知新聞社