不倫の源田選手に違和感!会見で“一言も触れられなかった件”とは?元乃木坂妻と「前を向いていく」と言うが
<亀山早苗の恋愛時評> 次々と報道される有名人の結婚離婚。その背景にある心理や世相とは? 夫婦関係を長年取材し『夫の不倫がどうしても許せない女たち』(朝日新聞出版)など著書多数の亀山早苗さんが読み解きます。(以下、亀山さんの寄稿) 【画像】妻、衛藤美彩さんの堅い模範的なコメント
「夫婦ともに前を向いていく」と語った、源田選手の胸のうち
昨年末、銀座の高級クラブに勤める20代後半の女性と1年にわたって密会していたことが報道された西武ライオンズの源田壮亮選手(31歳)が、12日、「謝罪会見」をおこなった。 源田選手の妻は元乃木坂46でタレントの衛藤美彩(32歳)。ああいうきれいな妻がいても浮気するのかといった驚き、実直なイメージの強かった源田選手への落胆などの声がわいた。報道後、源田選手が「弁護士と話してほしい」と妻を突き放したようなLINEを送っていたことなども伝えられており(『東スポWeb』1月7日記事)、彼は例年のような公開自主練もままならなくなっていた。 この日、まずはSNSで謝罪、そして改めて会見をおこなったのは、このまま「ばっくれ」てしまったら、今後の練習やスポーツ紙等の担当記者とのやりとりに差し支えるからだろう。
野球経験のない妻からの、なかなかに痛烈な言葉も
会見では、まず、野球界、ファン、家族を裏切ったことへの謝罪、今後も西武ライオンズのために野球に真摯に取り組んでいくと語った。 球団やライオンズファンに対しての言葉が多いように感じたのは、球団からのプレッシャーがあったのか、はたまた自ら深く反省したのか……。彼自身も現役生活はずっと西武でと明言してきた気持ちは変わっていないようだから、ファンは胸をなで下ろしたかもしれない。 妻からは「とにかく野球で結果を出していくしかないよね」と言われたと会見で明かした源田選手。野球経験のない妻からのこの言葉、なかなかに痛烈ではある。
不倫相手には一言もなしは、男としてどうなのだろうか
SNSでのふたりの文言も興味深い。 源田選手は「妻に辛く悲しい思いをさせてしまったことを深く反省しております」とした上で、「一部報道の内容とは異なりますが、本件について妻と直接話し合いを行い、夫婦共に前を向いて歩んでいく決意をいたしました」と表明している。 一部報道とは違うというのは、おそらく「弁護士と話してほしい」(『東スポWeb』1月7日記事より)の一件だろう。直接、夫婦で話し合ったことを強調しているが、脇見して浮気した側が「共に前を向いて歩んでいく」と言うか、とツッコミも入っている。 個人的に気になったのは、「不倫相手」へのことだ。こういう会見の場合、不倫相手は無視していいのかもしれないが、遠征先でも密会し、彼女との約束を守るために公の場で結婚指輪まで外してみせるほど入れ込んでいた(『週刊文春』12月26日号より)女性には一言もなしというのは、男としてどうなのだろうか。 妻さえ守れば、不倫相手は傷つけてもいいのだろうかとつい言いたくもなる。 妻と不倫相手、立場は違えど同じ人間である。両天秤(りょうてんびん)をかけたのは彼の問題であり、相手女性は彼を信じて待っていたかもしれない。その場合、その信頼は裏切ってもいいのか、妻の信頼さえ裏切らなければいいのかと言いたくもなる。 もちろん、もともと不倫などしなければいいだけの話なのだが、してしまったのは事実。当人と妻、当人と不倫相手、それぞれ話し合いがなされたのだろうが、不倫相手にもきちんと納得してもらったのかと気になってしまう。