秋の紅葉シーズンにあわせ、富山市と台湾の台北市を結ぶ臨時便の運航が10月10日から始まり、到着した便はインバウンド客でほぼ満席となっていました。 富山空港に到着したのは台湾からのツアー客など156人を乗せたチャイナエアラインの臨時便で搭乗率は99%とほぼ満席でした。 ＊台湾からのツアー客 「子どもが電車が好きで景色も日本の食べ物も楽しみにしている。ケーブルカーで登っていく」 Q立山黒部アルペンルート? 「そうそう」 ＊添乗員 「富山で2泊し高山で1泊する」 Q台湾では富山の何が人気? 「アルペンルートが一番有名。特にこれからは紅葉が見頃になればもっと人が来ると思う」 ＊リポーター 「相変わらず、台湾からの観光客に富山は人気ですが、定期便の再開へ試金石となるのが、富山から台湾へと向かう利用客が増えるかどうかです出発時間1時間前、保安検査場に続々と利用客が進んでいきます」 台湾便は新型コロナの影響で定期便が運休となって4年半。 いまだに定期便が再開されない大きな理由の一つに富山からの利用客が少ないことがあります。 10月10日の富山発の搭乗率は22%に留まりました。 10月10日富山発の臨時便の利用客に台湾便について聞きました。 ＊富山から台湾への利用客 「(臨時便を知ったのは)広告で流れてきた」 「もともと台湾に行きたいと思っていたが、やっぱり富山から出るのが魅力。ぜひ（定期便が）復活してほしい。1回どこかを経由すると二の足を踏んでしまう」 ＊富山から台湾への利用客 「娘たちが「一緒に行こう」と2月に一度(臨時便で)行ったが、良いところだったからまた行こうかなと」 「羽田を経由すると移動にお金もかかる。富山からの便が増えれば富山から台湾に行く人も増えると思う」 今年4月から5月の臨時便の搭乗率は好調でしたが、利用客のほとんどは台湾からの観光客によるものでした。 県内の観光振興に欠かせない台北便の再開。 県は定期便再開に繋げるため台湾旅行をPRするイベントの開催や、台湾への旅行商品の販売に助成するなどして富山から台湾を訪れる利用客を増やしたいとしています。 県の支援を受けて台湾への旅行商品を販売するニュージャパントラベルの松田社長は。 ＊ニュージャパントラベル　松田隆社長 「色んな客に聞くと台湾に行きたいと気持ちを持った人が多い。臨時便が繰り返されて台湾旅行のムードを押し上げていきたい。とにかく運行することが第一。少しでも多く台湾に行ってもらえるようにしたい」 富山と台北を結ぶ臨時便は10月10日から11月3日までの期間で7往復が予定されています。