ウミガメも帰ったぞ 福井に避難の8匹 のとじま水族館20日再開
のとじま臨海公園水族館(七尾市)に10日、坂井市の越前松島水族館に避難していたウミガメ8匹が戻った。20日の営業再開を前に人気者たちが続々と帰ってきており、飼育員が展示の準備を急いでいる。 のとじま水族館では元日の地震で水槽、ボイラーが破損し、ジンベエザメ2匹を含む約90種約3400匹が犠牲になった。1月14日から越前松島水族館で飼育されたウミガメは、ストレスを感じないように一般客が見られない区域で元気に過ごしてきた。 越前松島水族館に避難中のゴマフアザラシ1頭は月内にものとじま水族館に戻り、夏場の移送が困難なカマイルカ2頭は秋以降に移送される予定。越前松島水族館の飼育員笹井清二さん(52)は「健康な状態で能登島に戻すことができて良かった。大勢の人を楽しませてほしい」と話した。