【バドミントン トマス杯】インドネシアが台湾を下し3大会連続の決勝進出! 中国もマレーシアを制し地元Vに挑戦!
5月4日に開催された世界国・地域別対抗戦BWFトマス杯&ユーバー杯2024(中国・成都)8日目は、トマス杯の準決勝が行なわれた。 準決勝は地元優勝をねらう中国と、日本を破って勢いにのるマレーシアが激突。先制ポイントを手にしたのは中国だ。第1シングルスの石宇奇(シー・ユーチー)が、リー・ジジャとのエース対決を第1ゲーム19本、第2ゲームも5本に抑える活躍。いい流れで第1ダブルスにバトンを渡す。 しかし、マレーシアも簡単には負けられない。2022年の世界王者であるアーロン・チア/ソー・ウィーイクが、中国の王昶(ワン・チャン)/梁偉鏗(リャン・ウェイカン)との激闘を21-17で勝利。スコアを1-1のタイに戻す。 続く第2シングルスは、中国の李詩灃(リ・シフェン)が、レオン・ジュンハオを2-0のストレートで撃破。すると、第2ダブルスに起用された何濟庭(ヘ・ジティン)/任翔宇(ルン・シァンユ)が、ゴーSF/N・イズッディンに第1ゲームを18本で奪われる苦しい展開の中、第2ゲームは意地を見せて21-19で取り返す。これでペースを掌握した中国ペアは、ファイナルゲームを21-12で勝利。中国が3-1でマレーシアを下し、決勝進出の切符をつかんだ。 もう一つの準決勝は、インドネシアとトマス杯で初の4強入りを決めた台湾。波に乗る台湾をインドネシアがどう抑えるかに注目が集まったが、試合が始まればインドネシアが3-0で快勝。第1シングルスのアンソニー・S・ギンティンが周天成(チョウ・ティエンチェン)を18本、19本で制すれば、アルディアント/アルフィアンも、東京五輪金メダルの王齊麟(ワン・チーリン)/李洋(リー・ヤン)をファイナルゲーム18本で下し、一気にプレッシャーをかける。 台湾も第2シングルスに王子維(ワン・ツーウェイ)のベテランを配したが、ここはインドネシアのジョナタン・クリスティが貫禄を見せて11本、16本で勝利。安定した布陣をしいたインドネシアが、3大会連続となる決勝進出を決めた。決勝は中国とインドネシアが激突する。
文/バドミントン・マガジン編集部 写真/BADMINTONPHOTO