【春季和歌山大会】智辯和歌山が6回コールド勝ち!4番打者は木製バット使用、1年生も2人がスタメン抜擢
智辯和歌山が6回コールドで粉河を下して、4強入りを果たした。 高校野球に新基準バットが導入されてから木製バットで試合に出場する選手が見られるようになっている。4番三塁で出場した智辯和歌山の花田 悠月(3年)もその一人。「芯で捉えた打球は木の方が感覚が良かったので」と昨秋の大会終了後から木製バットで試合に出場している。3月以降の実戦では既に8本塁打を記録しており、早くも木製バットに対応しているようだ。 【トーナメント表】春季和歌山県大会 結果一覧 1回裏の第1打席では一死一、三塁からショートに強い当たりのゴロを放つ。記録は失策となったが、打点がつき、チームに先制点をもたらした。 花田は3回裏の第2打席に中前安打を放つと、6回裏の第4打席では二死二塁から左前適時打を放ち、この日は4打数2安打2打点。「自分の結果というよりも勝てたことが一番」と安堵の表情を見せた。 さらにこの日の智辯和歌山は3番左翼の山下 晃平、7番二塁の松本 虎太郎と2人の1年生がスタメン出場。ともに適時打を放ち、勝利に貢献した。「練習試合を含めて彼らが結果を出して勝ち取ってのスタメンですので、みんなが納得してのスタメンだと思います」と中谷 仁監督はあくまで実力主義でのメンバーであることを主張。両者とも期待に応え、今後に期待を抱かせた。 智辯和歌山は他にも先発の渡邉 颯人(2年)が最速140キロのストレートを軸に6回無失点。6回裏には5番の松嶋 祥斗(3年)が右翼に2ラン本塁打を放ってコールド勝ちを決めるなど、投打に見どころが多かった。2季連続で甲子園出場を逃しているが、実力は間違いなく県内トップクラスだ。この大会で優勝して夏につなげられるだろうか。