獲得して良かった!! J1リーグ、今季最高だった新戦力(4)いきなり日本代表入り!? 底知れぬ190cm超えの怪物
2024シーズンの明治安田J1リーグがヴィッセル神戸の優勝で幕を閉じた。今季も白熱した戦いが繰り広げられたが、その中で注目ポイントの1つとなったのが新加入選手の活躍だ。今回は、新天地1年目から圧巻の活躍を披露した選手を10人ピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照
DF:望月ヘンリー海輝(もちづき・ヘンリー・ひろき) 生年月日:2001年9月20日 所属クラブ:FC町田ゼルビア 2024リーグ戦成績:26試合0得点2アシスト 2024シーズンの明治安田J1リーグを最後まで盛り上げたFC町田ゼルビアにおける“成長株”といえば、身長192cmの大型SB(サイドバック)として注目を集める望月ヘンリー海輝だ。 ナイジェリア人の父親と日本人の母を持つ望月には、「未完の大器」という言葉がピッタリと当てはまる。今季、国士舘大学から町田に加入した23歳SBは圧倒的なフィジカルを武器に高い推進力でタッチライン際を制圧。セットプレー時に高さを生かした空中戦で対戦相手に脅威を与えた。 望月の躍進はクラブレベルに留まらなかった。FIFAワールドカップ26・アジア最終予選の9月シリーズでは、森保ジャパンにサプライズ招集。出場機会が訪れることはなかったが、今季町田で披露した活躍ぶりを見込まれての抜擢だった。 チーム戦術の理解やワンプレーの質などに目を向ければまだまだ粗削りな部分もあるが、伸び代の大きさを感じさせる望月には期待せずにはいられない。 開幕戦でプロデビューを飾った直後、望月は「またいつチャンスをもらえるか分からないですけど、チャンスをもらった時には試合で出た課題とか練習で出た課題を改善して、ピッチに立ったらチームの力になれたらなと思っています」と語っていた(2月27日公開/クラブ公式YouTubeチャンネル『FC町田ゼルビア | FC Machida Zelvia』より)。 最終的には、リーグ戦26試合に出場して2アシストをマーク。加入初年度としては十分な出来だったと言えるだろう。今後も、望月のさらなる進化から目が離せない。
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