《教訓を継ぐ 東日本大震災13年・上》押し寄せる津波、印象深い交流 体験を胸に能登支援 群馬・玉村町職員の斎藤さん
高崎経済大を卒業後、大手ハウスメーカーに入社。故郷に近い岩手県に配属となったが「住み続けたい」という気持ちは薄かった。「将来、家族を持った時に災害が少ない場所で暮らしたかった」。昨年本県に戻り、玉村町に入職した。
生活に安心が生まれた一方、恐れているのは油断だ。「普段からの備えが大切。事前に家族と話し合っていたら、あの時自宅には戻らなかった」。13年前の反省は今も胸に刻まれている。