辛辣指摘「仕事、遅ぇ」に「助けて下さい」と即応…「助けようがない」と返す毒上司の戦意を削ぐ反撃フレーズ
■仕事のやり方、進め方で攻撃的な発言を受けたときの対処法 最後に、職場や日常で、 「俺ならそんなやり方絶対しないけどな」 「そのやり方、古いんじゃない。時代遅れだよ」 「そんなこともわからないの?」 「勉強不足なんじゃない?」 「努力が足りないんじゃない?」 といった仕事のやり方、進め方で、攻撃的や嫌味な発言を受けた際の対処法をお伝えします。 その際、相手の意図や背景を見極め、適切に対処することが大切です。 このような発言をする人は、大まかに次の3つのタイプに分けられます。 ---------- ①自己アピールが強いタイプ。 ②素直な愛情表現が難しい、職人気質のタイプ。 ③単に嫌味を言いたいだけのタイプ。 ---------- ①のタイプは、自分の能力を認めてもらいたい欲求が強い人です。 例えば、「俺ならそんなやり方絶対しないけどな」と言ってくる人は、実は誰からも認められない自己肯定感の低いタイプで、頑張りや知識をアピールしたいという意図があります。 そういった背景を理解し、彼らの有能さを「師匠と呼んでいいですか?」と賞賛してあげましょう。 ②のタイプは、真面目で職人気質な上に、コミュ障が入っていて、言葉がぶっきらぼうになるタイプで、悪意はそれほどありません。 「そのやり方、古いんじゃない。時代遅れだよ」と指摘してくるような、良い仕事をすることが生きがいの人たちです。 このタイプとの関係を築くには、メモを取るなど、真剣に学ぶ姿勢を示し、「勉強になります。ぜひ教えてください」と敬意を込めて伝えることが大切です。熱意が伝われば、仕事力を高めてくれるあなたの良き師としてなってくれるでしょう。 ③のタイプは、単に「そんなこともわからないの?」「努力が足りないんじゃない?」といった嫌味を言いたいだけの人たちです。このタイプには、具体的な質問を投げかけ、実際に知識や経験があるのかを確認しましょう。 最終的に、相手の真剣度や意図を見極めることで、適切な対応を取ることができます。自分自身も具体的な事実や数字で説明できるように心がけることで、余計な批判を避けることが可能でしょう。 ---------- 司 拓也(つかさ・たくや) コミュニケーショントレーナー、「ボイス・オブ・フロンティア」代表 コミュニケーショントレーナー。声と話し方の学校「ボイス・オブ・フロンティア」代表。日本話す声プロボイストレーナー協会代表。活動歴は15年。年間セッション数は100以上。1万人以上のコミュニケーションの悩みを解決。幼少期のいじめ、学生・社会人時代になってからの上司や顧客からのモラハラ、パワハラ体験からうつ状態を経験。このままでは死んでしまうという危機感から「人の心を誘導し、相手を怒らせずにいじめやハラスメントを受けない方法を見つけ出せば、今後苦しむ必要はない」という強い思いから、心理学やコミュニケーションスキルを貪欲に探求。相手からのハラスメント的言動に対し、その攻撃力を無力化し、相手を怒らせることなく、言いたいことを言えるようになり、自分の心も強くなる「ポーカーボイス&トークメソッド」を開発。現在、心理学をベースとした対人コミュニケーションの講演やセミナーを開催。あわせてコミュニケーションスキルの講師を養成。『繊細すぎる人のための自分を守る声の出し方』(朝日新聞出版)、『超一流の人が秘密にしたがる「声と話し方の教科書」』(光文社)など著書多数。累計18万部超。 ◆LINE公式アカウント:@tsukasa1357 ----------
コミュニケーショントレーナー、「ボイス・オブ・フロンティア」代表 司 拓也