西武・青山美夏人はプロ初勝利ならず 六回に自身のエラーなどで2点を勝ち越されて降板
(日本生命セ・パ交流戦、西武―DeNA、1回戦、14日、ベルーナD)西武・青山美夏人(みなと)投手(23)が今季2度目、プロ3度目の先発マウンドに立った。プロ初勝利を目指す2年目右腕は「小さいときから見てきたチームで、情が入ってしまうかもしれないけど、自分のチャンスなのでそこは忘れて頑張りたい」と言い切った。 神奈川・横須賀市出身で横浜隼人高OB。幼少期から生粋のDeNAファンで、横浜スタジアムや横須賀スタジアムに足しげく通った。推しは高校までは三浦監督、亜大時代は同大の先輩・山崎だったという。 今季初登板、初先発となった5月10日の楽天戦では4回2/3を8安打3失点で敗戦投手。打者25人に対して三振0で終わったことで、「何とか三振を取れなくても、空振りを取れる投球を意識してファームでやってきた」と話した。2軍調整中に新たな刺激も受けた。横浜隼人高の1年後輩で育成選手出身であるオリックス・佐藤が9日の巨人戦でプロ初先発初勝利を挙げ、「先を越されちゃったので、早く追いつきたい」と先輩の意地をのぞかせた。 その中で筒香から2打席連続三振を奪うなど、〝課題〟をクリアし、五回まで1失点と好投を続けた。しかし、六回に落とし穴が…。連続長短打など1死二、三塁のピンチを招くと、二ゴロエラー、自身のエラーと悪送球で2点を勝ち越された。ここで降板。5回1/3を7安打3失点(自責点2)。プロ初勝利は次回登板に持ち越された。