勘三郎さんの遺影乗せ みこし松本の中心市街地練る 松深会
長野県松本地域のみこし愛好家でつくる信州松本松深会(髙田裕任会長)は14日、信州・まつもと大歌舞伎の開催に尽力した故・中村勘三郎さんの写真を飾ったみこしを担いで、松本市中心市街地の本町通りと大名町通りを練り歩いた。 松本城本丸庭園で開かれるはずだった「偲ぶ会」は雨で中止になったが、勘三郎さんに感謝の気持ちを届けたいと予定通り曳行した。にぎやかな祭りばやしとともに進むみこしを、沿道の観光客や市民が盛んに写真に収めた。神戸市の看護師は「勘三郎さんの愛した街でみこしを担げる皆さんがうらやましい」と話していた。 終点の市立博物館には中村七之助さんが登場し、メンバーに手ぬぐいを配ってねぎらった。高田会長は「威勢良く担ぐことができた」と笑顔を見せていた。
市民タイムス