【Mリーグ】日向藍子&松本吉弘が連勝でABEMAS6位→2位「ジンクス打ち破ってやりたい」衝撃のセミファイナル開幕
麻雀・Mリーグの2023―24シーズン「セミファイナルシリーズ」が8日、開幕した。レギュラーシーズンを突破した6チームがファイナル進出を懸けて20試合を戦う短期決戦の初戦は、レギュラー6位通過の渋谷ABEMASが連勝発進。前年度王者が意地を見せ、リーグ史上初の連覇へ向けて2位に浮上した。 第1試合ではチーム紅一点の日向藍子が粘りを見せた。東1局でいきなり5200点を放銃する苦しいスタートながら、南1局1本場で先制リーチから赤五筒を一発ツモ。満貫2000・4000を決めて4着目から一気にトップ目に立つと、そのまま逃げ切った。 「(3月12日以来)久々の出番でしたが、セミの一発目をお願いしますというのはレギュラーの最後の方に監督から言われていて、いい結果が出せたのはうれしいです。押したい局面と守りたい局面がわかりやすかったのでラッキーでした。(一発ツモは)気持ちいい五筒でしたね。(前年度に)優勝したチームはファイナルに行けないというジンクスがあるんですが、打ち破ってやりたいと思っています」 第2試合ではチーム最年少、31歳の松本吉弘が爆発した。親番の東1局でドラのダブ東をポン。さらに東を加カンすると数巡後に赤五索をツモり、「ダブ東・ドラ4・赤1」跳満6000オールの好発進。その後も1300オール、満貫4000オールとあがりを連発させ、わずか3局で6万点を突破。その後も効果的に加点し、トップを守り切った。 「めちゃくちゃうれしい。でき過ぎですね。こういう(同じ日本プロ麻雀協会の)メンバーで打てたのは感慨深い。大先輩相手にやってやりたいという気持ちを持っていたので、臆せず挑めました。セミファイナルでは(20戦で)8勝を目指していたんですが、初日に2勝できたのは大きい。優勝チームはファイナルに進出できないジンクスもありますが、初日トップを取ったチームはファイナルに行っているというデータもあると聞きました。またとない好スタートなんじゃないでしょうか」 今期のセミファイナルシリーズは、レギュラーシーズンを史上最高点の887・6ポイントで首位通過したパイレーツを同2位通過のドリブンズ、同3位のサクラナイツ、同4位の麻雀格闘倶楽部、同5位の風林火山、同6位のABEMASが追いかける構図。この日の同日連勝で122・3ポイントを上乗せしたABEMASは2位に浮上した。 第1試合の結果は1着に日向(+50・0)、2着にパイレーツの鈴木優(+5・7)、3着にドリブンズの園田賢(▲14・6)、4着にサクラナイツの内川幸太郎(▲41・1)。 第2試合の結果は1着に松本(+72・3)、2着にサクラナイツの渋川難波(+10・6)、3着にパイレーツの仲林圭(▲16・2)、4着にドリブンズの鈴木たろう(▲66・7)。
報知新聞社