【新世代アーティスト・imase】働きながら音楽活動を始めた岐阜時代。「素人からデビューまでの道のり」とは
「友達が弾いているギターがかっこいいからやってみたい!」と気軽な気持ちで2020年に音楽活動をスタートし、わずか1年でメジャーデビュー。23歳の新世代アーティストimaseさんがVOCEに初登場!今回は、音楽を始めた経緯を語っていただきました。 〈画像〉imaseが「音楽を始めたきっかけ」とは?
音楽を始めたのは3年前。当時はアーティストになろうと思っていなかった
──imaseさんは岐阜出身ですが、どんな音楽を聴いて育ってきたんですか? imase「幼少期は両親の影響で当時の歌謡曲やシティポップをよく聴いていました。中高生のときは当時流行っていたJ-POPが基本。中学時代は湘南乃風さんやGReeeeNさん、高校生になってからは星野源さんや米津玄師さん、RADWIMPSさんが好きでしたね」
── 一番影響を受けたアーティストは?
imase「星野源さんです。星野さんもファルセットと地声を重ねたサビが特徴的だと思っているので勉強させていただくことが多く、影響を受けています」
──音楽での成功に限らず、いつかは岐阜を出たいという気持ちはありましたか?
imase「岐阜での生活は友達もたくさんいて楽しかったですし、出たいという気持ちはあまりなかったですね。当時は仕事が終わるのが早くて時間も十分にあったので、最初は働きながら曲をつくってSNSに投稿していたんです。なので、音楽で何者かになりたいというよりは、キャンプやフットサル、草野球などいろいろ好きなことをやっているうちの一つが音楽制作という感覚で、毎日充実していました」
──たった数ヵ月前まで素人だった人が音楽をつくり、SNSに投稿する、と聞くと特別なことのように思いますが、imaseさんにとっては「楽器をやってみたいからチャレンジしてみた」の延長線上に音楽制作があったってことなんですね。
imase「僕の中ではギターをやってみたい、今度は音楽をつくってみたい、という自然な流れだったので、音楽制作は特別なことではなかったです。SNSに投稿することも自然なことでした」
──2021年に音楽活動を始めて、3年たちましたが改めてこの3年を振り返ってみてどうですか。
imase「とてもめまぐるしい3年間でした。まさか上京するとも思っていなかったですし、自分の音楽でライブができるなんて考えたこともなかったです。音楽だけにかかわらず人生にとっても濃い3年間だったと思います」
──どのタイミングでアーティストとしてやっていく決意をしたんですか?
imase「『アーティストでいく!』と決め手になった出来事は正直なくて。ひたすら目の前のことを頑張っていたら今になった感覚です。ただ、これから頑張るぞ! と思ったのは、上京したタイミングが大きかったですね。働きながら音楽制作をしていたので、上京するにあたり休職して音楽で頑張ると決意しました。そのときは退路を断つというか、気持ちが切り替わった瞬間でした」 撮影/大橋友樹 ヘアメイク/向井大輔 取材・文/池城仁来 Edited by 髙橋 ミチル
VOCE