ECB6月の利下げ、サプライズなければ既定路線-デギンドス副総裁
(ブルームバーグ): 欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は、ECBが6月に開く政策委員会の会合で利下げを決定する方向に進んでいるとの認識を明らかにした。
デギンドス副総裁は23日に公開された仏紙ルモンドとのインタビューで、「最近数週間と同じ方向に状況が動けば、われわれは景気抑制的な金融政策スタンスを6月に緩めるだろう。それまでにサプライズがないと仮定すれば、フランス語で言う『既成事実』となろう」と語った。
6月より後の動きについては不確実性に言及し、「極めて慎重でありたいと思う」と発言。「ユーロの対ドル相場も影響が表れる経路の一つになり得るだろう。われわれには為替レートの目標はないが、為替動向の影響を考慮する必要がある」と述べた。
原題:ECB’s Guindos Says June Cut Looks Like Set Deal If No Surprises(抜粋)
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Mark Schroers, Jana Randow