エンジン破損は重大インシデント 岡南飛行場離陸後、国交省が認定
岡南飛行場(岡山市南区浦安南町)で22日午後、小型プロペラ機が離陸した後、エンジンの破損が判明した。国土交通省は24日までに、事故につながりかねない重大インシデントと認定した。搭乗の3人にけがはなかった。運輸安全委員会は航空事故調査官2人を指名し、原因を調べる。 国交省によると、プロペラ機は岡山航空(同)が運航。教官と学生2人が乗って22日午後3時10分ごろ、操縦訓練を目的に飛行場を離陸した。直後に機体右側のエンジンから異音がし、異常を知らせる計器表示もあったため着陸した。その後の点検で、エンジン内部の部品が破損し、クランクケースを貫通していることが分かった。 周囲にエンジンオイルが漏れ、滑走路は清掃のため22日は終日閉鎖された。