【海外】ヤマハ版CT125ハンターカブ!? タイでPG-1がデビュー、正式発表は11月29日
ヤマハがタイのSNSで予告していた「ALL NEW YAMAHA」が11月29日の正式発表を前に先行予約を開始した。PG-1の詳細は現状不明だが、見るからにホンダのCT125ハンターカブに対抗したモデルだろう。 【ギャラリー】ヤマハPG-1のカラーバリエーションやカスタム仕様 (11枚)
ヤマハから横型エンジンのレジャーバイク「PG-1」が登場!
11月20日からヤマハがタイのSNSで展開していた予告のモデルが「PG-1」として公開された。その写真からホンダのCT125ハンターカブに似たレジャーバイクのコンセプトが伺える。モデルの詳細は不明だが、11月29日に正式発表されることがアナウンスされている。 エンジンは空冷横型エンジンを採用しており、形状からヤマハがタイで販売している「FINN(フィン)」と同じOHC2バルブユニットと推測できる。フィンはボア50mm×ストローク57.9mmのロングストローク仕様の114ccで最高出力はCT125ハンターカブを上回る7.4kW(10PS)を発揮。ミッションは4速でPG-1と同様クラッチレバーは装備されていない。 フィンの現地価格は4万8700バーツ(約20万円)となるが、PG-1の価格差はどの程度になるのか。また、タイで生産・販売されているホンダのCT125(8万8900バーツ=約37万円)のとの比較など、続報が入り次第詳しくお伝えしたい。
ヤマハのオリジナルは1962年のMJ2Tオマハトレイルだ
ホンダのCT125ハンターカブのルーツは、1961年の「CA100Tトレール50」で1958年に登場したスーパーカブC100をベースにダート走行に対応した仕様となる。発端は1959年にアメリカに進出したホンダが、販路を開拓するために狩猟用品店などでカブを扱ってもらったことに始まる。 釣りやハンティングの愛好家がピックアップトラックの荷台にカブを積んで現場での移動に使うようになり、よりダート走行に適したCA100Tに発展したという。ヤマハもこれに目をつけて1962年に「MJ2Tオマハトレイル55」をアメリカで発売したことがPG-1につながるだろう。 ヤマハのアンダーボーンモデルとして有名な「ヤマハメイトU5」と「U5D」が発売されたのは1965年だが、メイトは1960年のMF-1をルーツとしており、これがメイトに先行してオマハトレイル55の発売に発展したと考えられる。1960年代からヤマハがホンダに僅差で追随しているのだ。
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