【MotoGP】最高峰クラスデビュー以来好調のアコスタ、浮足立たずにいるための鍵は『普通の生活を見ること』
ペドロ・アコスタは2024年にMotoGPクラスへGASGASからデビュー。これまでで既に好成績を収めて注目に応えているが、浮足立たずにいるためにレース以外の世界の現実を見ることが役に立っているという。 【リザルト】MotoGP第4戦スペインGP FP1結果 アコスタは開幕戦から上位争いを展開すると、第2戦ポルトガルGPで初表彰台を獲得。第3戦アメリカズGPで連続表彰台も記録しており、初勝利も遠くないと見られている。 2021年にグランプリ初優勝を収めたのは、今週末行なわれるスペインGPとなっている。そのため、アコスタはMotoGPも初優勝に近いと言われている中で地に足をつけ続けることは難しいかと質問を受けることになった。 その質問に対し、アコスタは現実世界でのレース以外の営みを見ることが、浮足立たずにいるための助けになっていると示唆した。 「そんなに大変じゃないよ」 「僕は地元で自転車に乗るけど、そうすると(父親と同じく)漁師の人達が、何かを獲りにいっているのを見ることになる」 「実際の生活がどんなものか、皆がどんな形で一生懸命働いているかを目の当たりにするんだ。そのために地に足をつけた姿勢を保つことは、とても普通のことなんだよ」 なおスペインGPに向けてアコスタは、ワイルドカード参戦するKTMのテストライダー、ダニ・ペドロサから学びを得たいと語っている。 「間違いなく彼を追いかけるよ」とアコスタは言う。 「あのライダーがこのコースでどれほどの経験を持っているのか、MotoGPバイクでの経験がどれほどのものか、皆も知っているだろう」 「素晴らしいモノだ。彼と話をしているとき、それは普通の男や普通のライダーと話しているわけじゃないんだよ」 「彼は125cc、そして250cc時代からの積み重ねがあることは分かるだろう。だから僕は彼からたくさんのことを学ぶ必要があるんだ」
Lewis Duncan