ドジャースは、あたかも日本のチームのように応援されている。大谷(右)山本(左)。(C) Getty Images

　現地時間10月25日（日本時間26日）に開幕するワールドシリーズは、ロサンゼルス・ドジャースとニューヨーク・ヤンキースという名門球団同士の対決で、世界中の野球ファンを熱狂させている。とりわけ今回のシリーズは、ドジャースに所属する大谷翔平と山本由伸により、日本での注目度もかつてないほど高まっている。 【動画】MLBの歴史を作った大谷翔平の“50-50”、ドジャース公式が全プレーを１分47秒に凝縮！ 　ドジャースは、今シーズンから大谷、山本の加入後、日本国内での人気が急上昇。テレビ視聴率は大幅に伸び、日本企業とのスポンサー契約も増加。ドジャースは、日本のファンから熱い支持を集め、あたかも日本のチームのように応援されている。 　この傾向は対戦相手のヤンキースの選手もポジティブに受け入れているようだ。地元メディア『DODGER BLUE』によると、今回で２度目のワールドシリーズ出場となるアンソニー・リゾは、「スポーツ界、特にアメリカのスポーツ界にとって、これほど大きな舞台はないでしょう。とりわけ日本からショウヘイとヤマモトを獲得したドジャースが参加したことで、本当に素晴らしい機会になる」と語ったという。さらにリゾは、日本の野球文化についても触れ、「日本の市場、彼らの文化において、野球はとても愛されている。きっと素晴らしいステージになる」と述べたと報じている。 　 　一方、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、2025年シーズン開幕のシカゴ・カブス戦を東京で行なうことについて、「日本のファンは私たちを見ることを楽しみにしているだろう。カブスには鈴木誠也や今永昇太もいるし、これは当然と言えば当然だよね」と述べ、日本でのMLB熱への高まりを感じている。 　大谷と山本の活躍は、日本とアメリカの野球ファンにエンターテイメントの興奮をもたらし、ワールドシリーズを盛り上げている。山本が第２戦でどんなピッチングを見せるのか、そして大谷がバットでどこまで貢献できるのか。二人の活躍に、日本からも熱い視線が注がれている。 構成●THE DIGEST編集部