桂文枝・芸能生活50周年特番 鶴瓶とさんまが「文枝愛」トーク
ビッグな3人集まり「文枝愛」ヒートアップ!?──。ABC朝日放送(大阪市福島区)は26日までに、落語家・桂文枝の芸能生活50周年の記念番組「桂文枝の鶴瓶もさんまもいらっしゃい!」を3月4日に関西ローカルで放送すると発表した。タイトルのとおり、ゲストには笑福亭鶴瓶と明石家さんまが登場。意外にもこの3人によるトーク番組は本邦初ということで、どのようなトークが繰り広げられるかが注目される。 【拡大写真付き】<私の恩人>桂文枝 噺家はへりくだるもの…一晩中泣いたあの言葉
同局によると、番組は3人が紋付羽織はかま姿での口上から始まるという。最初に鶴瓶が「文枝のお兄さんというより、三枝兄さんをずーっと追い続けて」と話すと、さんまが横やりを入れ度々口上が中断する場面も。また、さんまは「微妙な発言」で文枝と鶴瓶を慌てさせたという。そして、さんまが「僕の方が、つながりは深いですよ」と言えば、鶴瓶は「僕は松竹でも可愛がってもらった」と反論するなど、両者の「文枝愛」がヒートアップする一幕もあったそうだ。 文枝にまつわる思い出話を語るコーナーでは、「桂三枝誕生」と題した懐かしいVTRを紹介。文枝が高校生時代の河村静也(本名)時代までさかのぼり、高校生でABC朝日放送ラジオの「漫才教室」に出演したり、関西大学時代に「浪漫亭ちっく」の芸名で、他大学から出演依頼が来るほどの人気を誇ったエピソードや、大学を中退し23歳で桂小文枝に入門し「桂三枝」が誕生した話など「なぜ?静也青年は芸の道を選んだのか」という点に迫る。
このほか、入門10か月で「歌え!MBSヤングタウン」の司会者に抜擢された話に続き、その番組で当時の三枝が話していた小噺を未だに覚えているほど好きだったという鶴瓶とさんまが、次々とその小噺を再現。専門誌「上方芸能」に当時掲載された文枝・鶴瓶・さんまのプロフィールも紹介し、そこで鶴瓶がアフロヘアにしたキッカケ、そして、さんまの芸名の由来なども明かされる。 ただ、番組では振り返るだけではなく、「創作落語」という言葉を生み出し270作も作ってきた文枝が、未来に向けた決意も披露するなど、盛りだくさんの内容となっているようだ。