25日、台北市内で開かれた台日友好パーティーに出席した自民党の中山泰秀前衆院議員（右）

（東京中央社）中国が日本の水産品に対する輸入禁止措置を続ける中、台北市内で25日、「海鮮祭✕千人宴」と題した大規模な宴会が開かれ、1300人近い参加者が台湾と日本の料理人が手掛けた海鮮料理に舌鼓を打った。 宴会は民間団体、台日産経友好促進会の葉建揚会長や台湾の水産品輸入業者、元家企業の顔志杰執行長（CEO）、今勝貿易などが主催した。「台日友好パーティー」としては史上最大規模とみられる。台湾の対日窓口機関、台湾日本関係協会の蘇嘉全（そかぜん）会長や日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会台北事務所の片山和之代表（大使に相当）、農業部（農業省）の陳添寿（ちんてんじゅ）政務次長、民間団体、台湾安倍晋三友の会の陳唐山会長らが出席した他、日本から自民党の中山泰秀前衆院議員も駆けつけた。 中山氏はあいさつで、昨年7月に亡くなった安倍晋三元首相に代わり、台湾人が示した友情に感謝を示した。また、日本の水産品に対する中国の禁輸措置を受け、台湾の国会議員や人々が日本を応援してくれたことに心から感謝すると語った。来年1月の総統選にも言及し、台湾の民主主義を守るだけでなく、世界の民主主義を守るものになるとした上で、日本は台湾の自由、民主主義を必ず支持すると述べた。 宴会では日本産のホタテなどを使った海鮮料理の他、日本酒なども振る舞われた。 （楊明珠／編集：名切千絵）