射撃国内トップ、補助金不正 架空領収書作成、近く告発
兵庫県クレー射撃協会は22日、ワールドカップ(W杯)日本代表歴があり、トラップ種目で国内ランキング1位の大前有希選手らが、架空の領収書で県の補助金を不正に受給していたと明らかにした。2015~19年度で総額は約250万円に上る見通し。大前氏と、不正を指示したとみられる新井源前会長を近く詐欺容疑で県警に告発する。 協会によると、大前氏は内部調査で不正を認めた。受け取った額や使い道は明らかにせず、返金の意思も示していない。3年間の資格停止処分を検討している。 大前氏ら選手2人は新井氏の指示で、競技用の弾丸を購入したと偽った領収書を複数回作成。県スポーツ協会に2種類の補助金を請求した。