ゴール量産に愛娘誕生…公私に渡り充実の日々を送るドミニク・ソランケ
ボーンマスで公私ともに充実の日々
ボーンマスでは2部降格の憂き目にも遭ったが、今季は驚くほどの結果を残している。12月23日のノッティンガム・フォレスト戦でプレミアリーグにおける自身初のハットトリックを達成するなど、プレミア第19節を終えて12ゴール。マンチェスター・シティのFWアーリン・ホーランドに次いで得点ランク2位タイに着けている。 今季からボーンマスを率いるスペイン人のアンドニ・イラオラ監督の下で躍動するソランケだが、最初は戦術家の指示に戸惑ったという。「最初は情報を処理しきれなかった」とソランケは英紙にて説明する。トップ下の選手と連動してプレスをかけるのだが、「最初はプレスをかけるべきか、下がるべきか分からなかった。でも今は自然にできる」という。これがゴール量産にもつながっているそうだ。 「監督がハイプレスを推奨するので、僕は常に高い位置にいられるのさ。低い位置に下がる機会が減ったことで、昨季よりも良い位置でプレーできていると思う。監督のスタイルが自分に合っているのさ」 今季は私生活にも変化があった。9月には第一子が誕生した。「子どもが生まれたことで、少し価値観が変わった。娘のために人生を送るような感覚になった」。しかし、新しい生活に苛立ちを覚えた者もいた。それが愛犬、ジャーマン・スピッツのレオ君だった。「レオは、注目を浴びる赤ちゃんに嫉妬していたよ。でも今は、娘が寝ていると、レオもその横に来て寝るのさ」 新たな家族が増え、公私ともに充実期を迎えたソランケ。来夏のEURO 2024を前に、2017年以来となるイングランド代表復帰に期待が寄せられる。そしてこの調子を維持できれば、近い将来、再びビッグクラブのユニフォームに袖を通す日が来るはずだ。