汗、笑顔、涙… 全国上位も狙える記録も 県高校総体前半ダイジェスト【全力部活】
6回目の跳躍は12m35。2022年、1年生の時に出した記録を30センチ以上、上回った。 ▽喜久里彩吹 「やっと。結構長かった。2年生のときは自己ベストも出なくて苦しくて、でも1年生のときに3年生で爆発したいと言っていたので、有言実行ができるように弾みになったかなと思います」 「12m50は跳びたいです、跳ばないと全国のメダルは見えないかなと思うので」 喜久里は走り幅跳びと100mハードルも制し、3年連続の3冠を達成した。 ■【カヌースプリント】強豪・沖水の當山が躍動 カヌースプリント、カナディアンシングルは沖縄水産3年、當山魁来。カヌーでソウルとバルセロナオリンピックに出場した父を持つ。 ▽當山魁来(沖水3年) 「3年間これにかけてきたので」 500m、そして200mでも優勝し、全国切符を掴んだ。 ▽當山魁来(沖水3年) 「九州・全国2つともとるので頑張って、もっとこれから頑張っていきたい」 ■【自転車・ケイリン】久貝が県総体6冠 自転車の注目選手はケイリン種目で3月の全国高校選抜3位入賞を果たした北中城2年の久貝一心。すでに個人・団体合わせて5種目を制し、最終種目ケイリンに挑んだ。疲労が残る中での、最後のレース。 バンクを5周するケイリン。白いヘルメットの久貝は、残り1周を切って3番手から抜群の加速力で大まくりを見せ、圧巻の走りで県総体6冠を達成した。 ▽久貝一心(北中城2年) 「3週間後に九州総体があって、インターハイがあるので、それまでに自分の足をちょっとでも強くして、九州大会で優勝し、インターハイでも表彰台と言わずに1位を取れたらいいと思う」 笑顔も、涙も、選手たちを輝かせる。かけがえのない青春の熱戦は続くー (取材:RBC【全力部活】取材班)
琉球放送