ダンサーVSアイドル 安達葵紬 ゴルフ始めました【Dispatch 7】
二人組ユニット「カノサレ」のメンバーとして活動するアイドル、安達葵紬がゴルフの道に足を踏み入れる。旺盛な好奇心と高い身体能力を誇る彼女に課せられた目標は〈100切り〉。ゴルフの「ゴ」の字も知らない彼女が目標を達成する日は来るのだろうか。当シリーズは来るべきその日まで続く。
ダンサーVSアイドル
我孫子「安達さんは24歳と伺いましたけど、たとえば小学生とか中学生の頃に、憧れた女の人、モデルでもアイドルでも、どんな人でした」 安達「もうAKB全盛期でしたね」 我孫子「前田敦子さんとか大島さんとかそこら辺の?」 安達「小学校の時はそうですね」 我孫子「その時からアイドルに憧れたりしてたの?」 安達「全然(笑)。それこそ、スカートなんて絶対はきたくない派でした。母親が女の子っぽい恰好をさせたがったんですけど、全部拒否でしたね。スカートも嫌だし、髪も結びたくない。とにかく、ボーイッシュが好き。なんかそういうのもあってダンサーに憧れて」 我孫子「へえー。どんなジャンルのダンスが好きだったの?」 安達「ニュージャックスイングとか、TLCとか」 我孫子「いわゆるブラックミュージックにあわせて踊るヒップホップとかにハマったんだね。それこそファッションも、オーバーサイズでダボダボみたいな」 安達「XXXLとか」 我孫子「ステューシーとか」 安達「めちゃくちゃ流行ってました」 我孫子「お母さんが進める〈スカート〉を履いた女性像とは全然違いますね(笑)」 安達「でも今はスカートも履くアイドルをやらせてもらってるっていう(笑)」
ゴリゴリのストリート女子
我孫子「実際にダンスもやってたの?」 安達「はい。高校生くらいまで、それこそヒップホップダンス」 我孫子「踊るときのお気に入りのスニーカーは?」 安達「(エア)ジョーダン7です」 我孫子「小学生でジョーダン!! ヤバッ(笑)。その頃って、もう『Bガール』って言葉もあった?」 安達「ありました、ありました」 我孫子「じゃあ、自分が『Bガールなんだ』って意識もあったの?」 安達「けっこう照れ屋だったんで、アピールするようなことはなかったです。中学生になった頃には、シュプ(リーム)を着てました」 我孫子「確かに2015年頃から、ストリートのカテゴリーでない女性もシュプリームのキャップを中心に着はじめたんだけど、それとは違う、ゴリゴリのストリート女子だったんだね」 安達「はい。ちょうど、福岡の事務所の近くにシュプの店舗があって」 我孫子「シュプリームを、オーバーサイズで着てたの?」 安達「トップスだけは(笑)。母に『もういい加減に、ぶかぶかはやめて』みたいにお願いされて。シュプのボックスのパーカーとかで、パンツはデニムのスキニーが多かったです」 我孫子「スニーカーは?」 安達「中学生のときに、初めて(ナイキの)iDを作りました」 我孫子「周りでは、何が一番盛り上がっていましたか」 安達「ポンプ(フューリー/リーボック)ですかねえ」 我孫子「えっ! 九州ではそうだったんですか」 安達「いや、九州っていうより、私が通っていたスクール限定かもしれないです。ダンスの先生が履いてて」