大迫傑選手がサプライズラン、並走のランナー喜び ふくい桜マラソン「最高」「記念になった」
福井県内最大規模のフルマラソン大会「ふくい桜マラソン2024」は3月31日、福井市と坂井市にまたがるコースで開かれた。大会プロデューサーを務めるパリ五輪マラソン日本代表、大迫傑選手(32)がサプライズで20キロ付近まで走った。ランナーからは「最高」「めちゃくちゃテンション上がった」と喜びの声が上がった。 「晴れじゃないけど、マラソンにはいい気候。最後まで楽しんで走りましょう」。スタート前に、お立ち台からマイクで呼び掛けた大迫選手。司会がサプライズランを告げると、ひときわ大きな歓声が起きた。15日にボストンマラソンを控える大迫選手はゆったりスタート。約20人の集団とともに1キロ3分40秒のペースで軽やかな走りを見せた。 10キロ付近まで大迫選手と並走した静岡県の男性(43)は「握手に応じてくれたり、ランナーに話しかけてくれたり、すごく気さく。いい記念になった」。12キロ付近で大迫選手と並んで走った福井県坂井市の男性(49)も「あのペースで軽く走っていてすごい。すぐ離されたけど、マラソン3回目で2時間42分台が出た」と喜んだ。
福井新聞社