カブス・鈴木誠也（AP）

　◇ナ・リーグ　カブス―レッズ（2024年6月9日　シンシナティ） 　カブスの鈴木誠也外野手（29）が9日（日本時間10日）、敵地シンシナティでのレッズ戦に「2番・DH」で先発出場。5打数3安打と今季3度目の猛打賞でチームの4―2勝利に貢献した。 　鈴木は初回、無死一塁から左翼線二塁打を放ち、二、三塁へと好機を広げた。さらに場面を1死満塁に変え、5番・ハップが走者一掃の右翼線二塁打を放ち、3点を先制した。2回の第2打席は三振に終わったが、この回、打線は1点を追加した。4回の第3打席では右前打し、2試合ぶりのマルチ安打を記録。6回の第4打席は空振り三振に終わったが、9回の第5打席ではバットを折りながら中前打し、4月9日のパドレス戦以来、今季3度目の3安打猛打賞をマークした。これで打率も・272となった。 　鈴木は7日の同じレッズ戦の初回、四球で出塁した後、今季3個目となる二盗に成功した。だが、滑り込んだ際に捕手からの送球が左脇腹を直撃して打撲。その後も出場を続けたが、6回の守備からベンチに退いた。その後、検査を受けたが前日8日の試合は欠場。わずか1試合だけの欠場で戦列復帰し、痛みをパワーに変えて結果を出した。