週刊文春、編集長が声明「女性らと協議のうえ、被告として取下げに同意」取り下げには金銭授受「一切なし」
「週刊文春」編集部は8日、ダウンタウンの松本人志(61)が女性に性的行為を強要したと報じた同社の記事に対し名誉を毀損(きそん)されたとして5億5000万円の損害賠償などを求めている訴訟を巡り、声明を発した。 【写真】吉本興業が公式サイトで発表した「松本人志に関するお知らせ」 公式サイトで文春側は竹田聖編集長名義で「本日お知らせした訴訟に関しましては、原告代理人から、心を痛められた方々に対するお詫びを公表したいとの連絡があり、女性らと協議のうえ、被告として取下げに同意することにしました。なお、この取下げに際して、金銭の授受等が一切なかったことは、お知らせのとおりです(週刊文春編集長 竹田聖)」とコメントを発表した。 また、八重洲総合法律事務所の公式サイトで双方弁護人の「お知らせ」が掲載され「松本人志と株式会社文藝春秋及び竹田聖との間には、損害賠償等請求事件(東京地裁令和6年(ワ)第1353号)が係属していましたが、今般、双方の話合いに基づき、原告は同事件を取下げ、被告らはこれに同意し、裁判を終結しましたので、ご報告します。この取下げに関して、両者を含む関係者の間で、金銭の支払い、ないしその約束がなされたことはありません。本件は取下げとなりましたので、両者はもちろん、女性たちを含む関係者の静謐を乱す行為や誹謗中傷等は厳にお控えください。本件についてご報告できる内容は以上のとおりです。 令和6年11月8日 松本人志代理人 弁護士 田代 政弘 株式会社文藝春秋及び竹田聖代理人 弁護士 喜 田村 洋一 と記された。 本件においては8月14日に予定されていた第2回弁論準備手続きが今月11日に延期となっていた。 松本は週刊文春との裁判に注力するため1月から活動を休止中。今後は、芸能活動再開の時期などに注目が集まる。 ▼松本人志のコメント これまで、松本人志は裁判を進めるなかで、関係者と協議等を続けてまいりましたが、松本が訴えている内容等に関し、強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと等を含めて確認いたしました。そのうえで、裁判を進めることで、これ以上、多くの方々にご負担・ご迷惑をお掛けすることは避けたいと考え、訴えを取り下げることといたしました。松本において、かつて女性らが参加する会合に出席しておりました。参加された女性の中で不快な思いをされたり、心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、率直にお詫び申し上げます。尚、相手方との間において、金銭の授受は一切ありませんし、それ以外の方々との間においても同様です。この間の一連の出来事により、長年支えていただいたファンの皆様、関係者の皆様、多くの後輩芸人の皆さんに多大なご迷惑、ご心配をおかけしたことをお詫びいたします。どうか今後とも応援して下さいますよう、よろしくお願いいたします。