[山口県]初夏の海風感じ疾走 ツール・ド・しものせき810人エントリー
「次のステップへの挑戦! 海風を感じて自転車で巡る下関」をテーマに、ツール・ド・しものせき2024が16日、下関市冨任の下関北運動公園を発着点に開かれた。今年は従来のロングコース(約130キロ)に加えてミドルコース(約80キロ)を新設した。実行委員会(委員長・川崎有岐夫下関商工会議所青年部会長)の主催。17回目。 ミドルコースは参加者らの要望を受けて新設。かつてショートコースを設けたことがあったが、「ショートでは短いし、ロングは長すぎる」との声があったという。豊浦町宇賀で国道191号から大河内温泉方面に右折し、川棚くすの森前を通って菊川町に抜けるコースで、151人がエントリー。ロングコースの659人と合わせると、昨年より約90人多い810人が全国各地からエントリーした。 豊浦、豊北、豊田、菊川にエイドポイントを設け、川棚まんじゅうや二見まんじゅう、わかめにぎりなど地域の特色を生かした補給食が振る舞われた。ゴールでは、完走者にやまぐち県酪乳業のヨーグルトやコカ・コーラ、ふぐ鍋などが提供された。 同市安岡町の男性会社員(43)は「下関西高時代の同級生4人で参加した。年々少しずつ参加する同級生が増えている。景色を楽しみたい」とスタートした。 開会式で大会会長の前田晋太郎市長は「今年は新しいコースを作った。チャレンジ精神を持って風光明媚(めいび)なコースを楽しんで」とあいさつした。