新しいレクサスLXが登場! ハイブリッド搭載モデルも設定へ
LEXUS OVERTRAIL PROJECTの思想に基づいたグレード、“OVERTRAIL”も追加設定へ。 【写真を見る】新しいLXの全貌(17枚)
オフロード走行を考慮したハイブリッド
10月10日、レクサスは、新しい「LX」を発表した。 注目は、新開発ハイブリッドシステムを搭載したLX700hの設定だ。V6 3.5Lツインターボエンジンと10速ATの間に、クラッチを有する「モータージェネレーター(以下MG)」を配置した、パラレルハイブリッドシステムを採用するのが特徴。エンジン+モーターの高出力・大トルクを確実に路面に伝えると共に、シチュエーションに応じてエンジンのみ・モーターのみへの走行の切替をハイブリッド制御システムが最適にコントロールする。 従来、レクサスのパラレルハイブリッド車には装備されないオルタネーターとスタータを標準装備し、万が一ハイブリッドシステムが停止した場合にもスタータでのエンジン始動が可能、かつオルタネーターで発電した電力を12V補器バッテリーへ供給することでエンジンのみでの退避走行を可能とするレクサス初のシステムだ。 くわえて退避走行中もトランスファーLoレンジの使用やアクティブハイトコントロール(AHC)による車高調整、A-TRACの作動が可能となっており、悪路走破にも寄与する。 エンジン車同等の渡河性能も実現。リヤフロアに搭載したハイブリッドメインバッテリー本体を、上下に分割した防水トレイでパッキングする防水構造を採用した。深水路等での水の侵入を防ぐことで、エンジン車同等の渡河性能700mmを確保する。万が一防水トレイ内に水が浸入した際にはトレイ内に配置した被水センサが検知、メーター表示によるドライバーへの注意喚起を行う。 センターコンソール下に配置したACインバータ(防水構造付)によって、1500Wまたは2400W(地域によって異なる)までの給電を可能とした。センターコンソール後部とデッキにコンセントを配置することで利便性も高める。