幹部医師によるパワハラ訴え相次ぐ 大阪府立病院機構の病院 第三者委設置し調査へ
大阪府立病院機構が運営する病院で、複数の医師が、幹部の男性医師からパワハラを受けたと訴えていることがわかりました。 府立病院機構によりますと、おととし5月、運営する府内の病院で「男性医師による厳しい指導が原因と思われる休職や離職が目に余る」という公益通報がありました。 病院が内部調査を行ったところ、音声データなどの客観的な証拠が乏しく、パワハラの認定には至りませんでしたが、男性医師に対しては「職場環境を悪くする指導は慎むように」と注意したといいます。 しかしその後も、「男性医師から日常的にパワハラと思われる行動がある」との通報が相次いだため、機構は近く、外部の有識者による第三者委員会を設置し、改めて調査することを決めました。 機構の遠山正彌理事長は「患者により良い医療を受けてもらうためには、ハラスメントのない職場作りが非常に重要だ。今後、調査委員会からの報告を踏まえ、適切に対応する」とコメントしています。
ABCテレビ