６日、函館に新しいホテルが誕生します。「ホテル激戦区」とされるこの地区で生き残るため、工夫とサービスにこだわっています。 前田愛奈記者：「うわーステンドグラスがお出迎えです。上には五稜郭がありますね。きれい」。 ６日にオープンする「ＯＭＯ５函館」。ＪＲ函館駅から歩いて５分、星野リゾートが手掛ける“街ナカ”ホテルです。 ＯＭＯ５函館ｂｙ星野リゾート・中村光一朗総支配人：「コンセプトは『百二十％ハコダテ』になります。函館観光において期待値を上回る提案をできればなと考えております」。 前田愛奈記者：「オープン！とってもかわいらしいお部屋になっています。足元は赤レンガ倉庫がモチーフになっていますね、これも可愛いらしい」。 その客室の足元、よーく見てみると…レンガの中に、イカの形が浮かび上がります。「隠れミッキー」ならぬ「隠れイカ」ですが、こんなところにも。 前田愛奈記者：「壁にはロープウェイのイラストがありますよ。たどっていくと、函館山の夜景が広がっています」。 夜景にも、イカ！棚板にも、イカ！遊び心たっぷりです。そして、なんといっても“函館のホテル”と言えば豪華な朝食ビュッフェ。五稜郭の星型をイメージした会場に、函館の海鮮をメインとした料理が並びます。海鮮丼には、好きなネタを好きなだけ盛り付けることができます。 前田愛奈記者：「海鮮丼いっぱい乗せちゃいました。いただきます。ホタテ甘いです！おいしい。サーモンは漬けになっていてしっかりと味がついています」。 朝ごはんなのにラーメンも！ 前田愛奈記者：「海鮮のお出汁がしっかりと出てますね。さっぱり、あっさりしてるのでツルツルと何口でも行けます。もう食べちゃいました。この器なら３杯は行けそうです」。 観光地巡りにも独自のサービスが。ホテルでは名所を巡る宿泊者専用の無料バスを運行するほか、函館を知り尽くした「ＯＭＯレンジャー」と呼ばれる観光ガイドによる無料の街歩きツアーも。向かったのは、函館市民の台所「はこだて自由市場」です。 市場の人：「解禁になったばかりだからまだ小さいけど、（イカは）これから大きくなる。これはね、函館山の陰でとれるの」。 ツアーでは無料の試食も楽しめます。 前田愛奈記者：「あまい」。 市場の人との会話も楽しめ、地元のディープな魅力に触れることができます。 ＯＭＯ５函館ｂｙ星野リゾート・中村光一朗総支配人：「函館山に行って風呂につかって朝食を食べるという王道のルートもしっかりと抑えつつ、それだけではないディープな魅力を発信し続けながら、ご近所の方と滞在全体を通して観光函館観光を作り上げていく。 周りを巻き込んでいく。そういった動きができるといいのかなと考えています」。 これから夏休みにも入り、来月までの予約率はすでに８割ほど。観光地函館にまたひとつ、魅力のあるホテルが誕生しました。