「来年ぐらいから仲が悪くなる可能性も(笑)」「野球人としてのベースは全部、王さん」新設のソフトバンクCBOに就任する城島健司氏の一問一答
ソフトバンクが来年1月に新設するチーフベースボールオフィサー(CBO)に就任する城島健司氏(48)が21日、福岡市内で記者会見した。 ■【あわせて読む❶】「残念ながら卒業に…」城島氏CBO就任で地元TVレギュラー番組降板へ 従来のシニアコーディネーターから新役職に就き、球団会長付特別アドバイザーは兼務する城島氏との主な一問一答は以下の通り。 ―どういう思いで就任を決断した。 「小久保監督と思いが一緒の部分がすごく多くあった。会長付アドバイザーで2020年に戻った時にも言ったけど、20年後、30年後に王(貞治)さんがつくってきたホークスというチームを未来につなげたいという思い。最初、お客さんも入らなかった福岡ドームが今、常に満員になっている。王さんがやってきたことはすごく大きなこと。それを今、現場は小久保さんがリーダーとしてやってくれている。今度はフロントマンがそれを知っとかなければいけないと思う。プロ野球の世界は入れ替わりがすごく激しい。特に現場は10年後、ほとんど選手も入れ替わってるし、監督、コーチもみんな変わってるような世界。今(現場が)やっているすごくいいことをフロントマンがちゃんと知って、しっかり把握した人が未来につなげていかなければいけない。トライ&エラーは決して遠回りだとは思わない。だからわれわれがトライしてエラーした事実を10年後、20年後のフロントマンにわれわれがしっかり伝えていく、これが大きな仕事じゃないかなと思う」 ―具体的に想定している仕事は。 「小久保監督には、昨年やろうとしていたコーディネーター制を十分理解してもらっている。ファーム組織は全てコーディネーターがある程度管理をして、コーディネーターに権限を持ってもらい、育成選手の起用をやっている。昨年は小久保監督が1軍でやっているホークスメソッドというものの作成に取り組んだ1年だった。選手が昔と違って120人いるわけだから、ルールをある程度決めないと回っていかない。そういう意味では、ルールを決めるという1年だったけど、やってみて現場も選手たちもすごく好印象を持っている。それを今後より強固なものにして伝えていく。シーズン中も(小久保監督と)よく話したけど、打撃コーチを1人にして、技術的なものはAI(人工知能)がやるという画期的なチャレンジをするのもすごくいいことだと思っている。チャレンジしてみて、駄目だったらまた戻っていけばいい。野球もいろいろ変化をしていて、新しい変化に敏感な組織になっていかなければいけない。小久保監督とは現役のときから旧知の仲なので、もらった意見をすぐにフロントがしっかり理解して、現場がやりやすいようにしていくことが僕らの仕事」 ―どのようにコミュニケーションを取っていくか。 「アメリカの監督とGMは、監督室でいつも2人で話している。そうやって小久保さんと話す時間が多くなるので、もしかしたら仕事上でいつも言い争って、来年ぐらいから仲が悪くなる可能性もある(笑い)。でも、それぐらい膝をつき合わせて話していかないと、チームの未来は良くならないと思う。そのために僕はいる。選手の起用であったり、ホークスの未来であったり、そういうことを僕はしなきゃいけない」 ▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼ 「野球人としてのベースは全部、王さん」 【一問一答全文は下記関連記事から】 ▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼ 【#OTTOホークス情報】
西日本新聞社