テレ東ドラマ「夫の家庭を壊すまで」（1）原作のスピード感生かしつつ展開に工夫
松本まりか（39）が主演するテレビ東京ドラマ「夫の家庭を壊すまで」（月曜後11・06）が8日にスタートする。主人公は結婚してから15年にわたり不倫をしていた夫を持つ妻。ある日、夫にもう一つの家庭があることを知り、報復を決意する。 原作は赤石真菜氏による同名漫画。LINEマンガで配信と同時に総合ランキング1位を獲得した人気作で、縦読み漫画ならではのダイナミックな展開が話題となっている。 祖父江里奈プロデューサーは「電子コミックの特徴として、次から次へ刺激的な展開が起こるということがあります。展開がとにかく速い」。絶え間なく事件が起こるため、視聴者を飽きさせない。 一方で、その展開の速さに苦労した。「感情の起伏がジェットコースターのように激しいので、実写でそのままやると、とんでもない展開になってしまう」と難しさを説明。そこで、脚本に場面を追加するなど展開がスムーズになるように工夫した。「原作のスピード感を生かしつつ、生身の人間が演じた時に無理がないようにしました」。綿密に加えられた調整が視聴者を楽しませる。（続く）
