【UFC】“遅すぎるストップ”のレフェリーに批判殺到、緊急参戦ターナーが“ノーガード”戦法のグリーンをダウンさせ背後から滅多打ち
2023年12月2日(日本時間3日)米国テキサス州オースティンのムーディーセンターにて『UFC Fight Night: Dariush vs.Tsarukyan』(U-NEXT配信)が開催された。 【写真】殴られ続けるグリーンにレフェリーはストップせず コ・メインイベントでは、ダン・フッカーが負傷欠場し、ジェイリン・ターナーが緊急参戦でボビー・グリーンと対戦。レフェリーの“遅すぎるストップ”に批判が集まっている。 ▼ライト級 5分3R 〇ジェイリン・ターナー(米国)14勝7敗(UFC7勝4敗)156lbs/70.76kg [1R 2分49秒 TKO] ※右フック→パウンド ×ボビー・グリーン(米国)31勝15敗(UFC12勝10敗)155lbs/70.31kg) ターナーはライト級12位。UFC5連勝から2023年3月にマテウス・ガムロにスプリット判定負け、7月のフッカー戦もスプリット判定で敗れている。MMAを始める前のバックボーンは無く、高校時代に放課後の裏庭で友人たちとボクシングを始めたのがきっかけだったという。 グリーンは13位。高校レスリングで州で2回入賞したレスリングがバックボーンながら、スタンドでの“ノーガード”スタイルでトニー・ファーガソン、グラント・ドーソンを相手にいずれもフィニッシュ勝利。2023年12月の前戦では、ジェイリン・ターナーにKO負けしている。 1R、ノーガードのグリーンは左を伸ばす。ターナーもスイッチして長いワンツーで左を突くと、左ハイをガード上に当てて組みに。突き放すグリーンは関節蹴り。 ターナーは、グリーンの左をかわして右! 一瞬間を置いてから身体が流れたグリーンに、ターナーはさらに右フックを打ち下ろすと、グリーンが後方にダウン! ターナーは後ろを向いて身体が伸びたグリーンにバックマウントから左右の連打。頭を抱えていたグリーンだが、力が抜けガードも落ち、それでも止めないレフェリーに失神をさせられた。 緊急参戦でTKO勝利したターナーは「ショートノーティスだったけど結果を出すのが自分。レフェリーのストップが遅かったのには驚いたけど、勝つためには手を止めるわけにはいかなかった」と語った。 試合後、公式が発表したフィニッシュシーンには、ファンから批判が殺到。「選手を殺すつもりか」「このレフェリーはクビにしてほしい」などの声が並んだ。