首里城正殿、伝統装束で「工匠式」 屋根など工事終わり安泰願う 沖縄
首里城正殿の再建の整備工事を担当する清水・国場・大米特定建設工事共同企業体は27日、那覇市の首里城公園で、正殿の屋根や軒回りの工事が終わったことを祝い、建物の安泰を願う工匠式(こうしょうしき)を実施した。伝統装束を着た宮大工らが、平安時代から続く儀式を行った。 【動画あり】首里城正殿「工匠式」のようす
正殿正面には祭壇が置かれ、宮大工ら17人が整列した。棟梁(とうりょう)のかけ声の後、宮大工らが棟木(むなぎ)を綱で屋根に引き上げる「曳綱の儀」や、棟木を打ち込み、屋根に関する木材の加工や組み立てが終わったことを祝う「槌打(つちうち)ちの儀」があった。 大工として再建に関わっている吉田真也さん(52)は「感動した。良い仕事をしたい」と決意を新たにした。
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