美しい演奏を披露した日フィルの団員ら

　日本フィルハーモニー交響楽団（日フィル）によるコンサート「東北の夢プロジェクト　楽しいオーケストラｉｎ福島」は１１日、福島県郡山市のけんしん郡山文化センターで開かれ、観客が美しい音色に聞き入った。 　日フィルの主催、県教委と福島民報社の共催。日フィルと県の包括連携協定締結後初めての県内でのコンサートで、約７００人が来場した。 　永峰大輔さんが指揮し、第１部ではアンダーソン「舞踏会の美女」、ホルスト「組曲『惑星』より『木星』」などを演奏した。第２部ではピアノ奏者の上原彩子さんが登場し、ショパン「幻想即興曲」などを奏でた。 　第３部では田村市の船引中吹奏楽部が力強い演奏を響かせ、浪江町の請戸芸能保存会が踊りや歌で会場を盛り上げた。第４部では日フィルの演奏で、進行役の石井あみさんの歌とともに来場者が「さんぽ」「ふるさと」などを歌った。