「なぜ若い世代が京都を去ってしまうのか、課題に向き合わないといけない」松井孝治新京都市長 初当選から一夜明けて市民あいさつ
4日の京都市長選挙で初当選した、新人で元参院議員の松井孝治さん(63)が、一夜明けて京都の街に立ちました。 午前8時すぎ、松井孝治さんは四条大宮の交差点に姿を見せ、市民に挨拶しました。 「京都の若者の人口流出、この問題をしっかり考えていきたい。京都で学び、卒業して去ってしまう。なぜ若い世代が京都を去ってしまうのか、この課題に向き合わないといけない。」 自民・公明・立憲・国民が推薦した松井さんは、ライバルの新人4人を退けて初当選しましたが、「政治とカネ」を追及し、共産が支援する福山和人さんに1.6万票差に迫られました。また、村山祥栄さん、二之湯真士さんにも一定の票が集まった中での「薄氷」の勝利でした。 「私自身はきのうの開票報告会でバンザイしなかった。どう受け止めるか、自分が手を挙げるというよりは、別の候補者に寄せられた得票の多さも含めて、捉え直さなければいけないのではないかと思いました。」(松井孝治さん) 課題を抱える京都市に16年ぶりに誕生する新市長。その手腕が問われます。