「私がヤクザで露店が出店できないので代わりに…」神社の例大祭に“虚偽申告”出店権利得る…暴力団幹部の男ら逮捕 別の出店容疑は否認 北海道苫小牧市
暴力団関係者の出店を拒否する神社の祭りに虚偽の誓約書を提出し露店を出していたとして、暴力団幹部の男らが逮捕されました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、札幌市東区の稲川会系暴力団の幹部の52歳の男と知人の苫小牧市の会社員の70歳の男です。 2人は他の共犯者2人と共謀し2022年7月、暴力団関係者の出店を拒否するとしている苫小牧市内の神社の例大祭で、虚偽の申告をして露店を出店する権利を取得していた疑いが持たれています。 2人は前月に“暴力団関係者ではない”などとする嘘の「誓約書」を共犯者に作成させ例大祭の実行委員会に提出。その後、例大祭では実際に露店を出店していたものとみられています。 同年8月、別の祭りの出店審査の場に暴力団幹部の男の友人とされる人物が訪れたことをきっかけにこの事件が発覚していて、事情を知った神社側が2023年4月に警察へ被害届を提出していました。 調べに暴力団幹部の男は「知人の男に金を貸しただけなので関係ない」と容疑を否認、知人の男は容疑を認めています。 一方、この暴力団幹部の男はさらに別の共犯者4人と共に、同様の手口で同じ例大祭へ他にも出店する権利を得ていた疑いが持たれています。 この出店への調べに対しては「私がヤクザで露店が出店できないので代わりに出店させた」と容疑を認めています。 警察は2人の余罪の有無などをさらに調べる方針です。
UHB 北海道文化放送
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