【写真：産経新聞社】

　昨季は立浪和義監督の下で6位に終わり、球団史上初となる2年連続最下位の屈辱を味わった中日ドラゴンズ。今季もBクラスに沈んでいる中、チームでは一軍出場の機会を掴めない選手もいる。特に長らく二軍暮らしが続く選手は、是が非でも一軍昇格を勝ち取りたいところだろう。そこで今回は、前年から一軍出場がない中日の選手を紹介したい。

福元悠真

【写真：産経新聞社】

投打：右投右打 身長／体重：180cm／85kg 生年月日：1999年12月1日 経歴：智弁学園高 - 大阪商業大 ドラフト：2021年ドラフト6位 　昨季はファームで結果を残したが、一軍出場なしに終わった福元悠真。プロ3年目の今季は、育成選手として迎えることになった。 　智弁学園高で高校通算45本塁打を放ち、大阪商業大を経て2021年ドラフト6位で中日ドラゴンズに入団。ブライト健太、鵜飼航丞といった同じ右打ちの外野手と同期入団となった。 　ルーキーイヤーは7月7日のDeNA戦でプロ初安打を記録するも、一軍出場はわずかこの1試合のみ。同年のファームでは、53試合に出場して打率.255、3本塁打、11打点の成績を残した。 　昨季は一軍出場こそなかったが、ファームで58試合に出場し、打率.321、2本塁打、15打点と前年を上回る好成績をマークした。 　しかし、9月に右肩を負傷。さらに同年オフには右肩鏡視下関節唇形成術を受け、育成契約になった。 　今季は、ここまで二軍でも試合出場はなく、リハビリに専念している。このケガを乗り越え、一軍で輝く姿に期待したい。