【プレビュー】激闘の予感が漂う。復調してきた川崎フロンターレと首位・FC町田ゼルビアが激突|Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田J1リーグは4月6日と7日に第7節を開催。UvanceとどろきスタジアムbyFujitsuでは川崎フロンターレとFC町田ゼルビアが激突する。
ここまで13位とスタートダッシュに失敗した川崎Fと、昇格組ながら首位に立つ町田の一戦だ。互いの状況は異なるが、ここで勝ち点3を手にできるかは大きな意味を持つ。勝利を目指した両者の戦いに注目したい。 川崎Fは苦しい状況を脱した形だ。第2節から第4節まで3連敗を喫し、なかなか結果が出ていなかったが、前々節のFC東京との“多摩川クラシコ”は3-0で完勝。ミッドウィークに行われた前節の横浜F・マリノスとの神奈川ダービーは、退場者を出しながらも最後まで失点をしないまま試合を締めて大きな勝ち点1を手にした。この状況を継続できるかはポイントだろう。 今節は町田との一戦とあり、ボールを動かすスタイルだけでなく、球際やハードワークの部分でも上回れるかが鍵を握る。サッカーの大前提のところで相手に勝ることができなければ勝利に近づくことはできない。そこは常に念頭に置いて戦う必要があるだろう。注目は高井幸大。U-23日本代表に選ばれた高井は今節を終えると代表へと向かうだけに、最後に結果を残していきたいところだ。 一方、町田は前節のサンフレッチェ広島戦で今季初の黒星を喫した。これまで無敗を継続してきたが、前節は開幕6試合目にして初めて先制点を許すことに。結局、先に2得点を奪われると、終盤に1点を返したが、試合を振り出しに戻すことができないまま試合を終えた。それでも、まだ1敗しただけ。この経験を糧に今節へと繋げていきたい。 今節は球際の攻防やセカンドボールの回収など、チームとして大事にしているところで相手を上回ることが勝利へのポイントだ。相手はボールを繋いでくるだろうが、プレッシャーをかけ続けて奪うことができればチャンスは自ずと訪れる。そのチャンスを逃さずに得点へと結実したい。注目は平河悠。こちらもU-23日本代表に選出されたばかり。切れ味鋭いプレーを見せ、代表へと弾みをつけたい。 近年、多くのタイトルを獲得してきた川崎Fと初のJ1挑戦となる町田。お互いの意地をかけた注目の一戦は7日15時キックオフだ。