山本由伸投手（ＡＰ）

◆米大リーグ　ジャイアンツ―ドジャース（１３日・米カリフォルニア州サンフランシスコ＝オラクルパーク） 　ドジャース・山本由伸投手（２５）が１３日（日本時間１４日）、敵地・ジャイアンツ戦で先発した。大谷翔平投手（２９）も「２番・指名打者」でスタメン入りして腰の張りから２試合ぶりに復帰。山本は初回無失点の好発進を切った。 　ベッツが通算５０本目の先頭打者本塁打となる７号ソロを放ち、先取点を奪ったドジャース。２試合ぶりに復帰した大谷も右前安打を放った。１―０で迎えた１回裏。山本は先頭のヤストレムスキーを初球の直球で右飛に打ち取ったが、続くエストラダには低めのスプリットをはじき返されて左翼線への二塁打を許した。それでもチャプマンを遊ゴロ、ウェードを二ゴロに打ち取って無失点で切り抜けた。 　山本は前回登板の７日（同８日）の本拠地・マーリンズ戦では、メジャー移籍後最長となる８回を投げて５安打２失点で４勝目（１敗）。先頭打者本塁打を浴びたが、味方の大量得点にも助けられて８イニングを投げきり「いいボールも多かったですし、いい感覚がすごく明確になってきているかなと思います」と手応えを口にしていた。 　山本はデビュー戦だった３月２１日の韓国・ソウルでのパドレス戦こそ１回５失点の大乱調でＫＯされたが、その後は安定した投球を継続。試合前の時点で８登板、４勝１敗、防御率２・７９の成績を残し、４月２５日（同２６日）の敵地・ナショナルズ戦から３登板連続白星を挙げている。